大手食品会社の下請けをしている大規模豚舎にいた、しっぽがない一匹の子豚。
その原因は、食べ物にありました。



しっぽのない子豚

映画『奇跡のリンゴ』でおなじみ、木村秋則さんの著書「すべては宇宙の采配」からの抜粋です。
 

わたしは完熟追肥作りの指導など、北海道を中心に畜産も見ていますが、
大手食品会社の下請けをしている大規模豚舎を見て驚きました。
 
一匹の子豚にしっぽがないのです。
 
教室ほどの大きさの小屋に20頭くらいの子豚がいるのですが、
1匹だけ、あのクルンとしたしっぽがありません。
 
ほかの子豚にかじられてイジメられているのです。
 
聞けば、イジメの対象になる子豚が一匹現われると、
被害はその1匹に集中するそうです。
 
イジメられている子豚は次第にエサが食べられなくなって痩せていきます。
まるで小学校、中学校の教室と同じではないでしょうか。
 
小屋は特に狭くもなく、走り回れるくらいの広さはありました。
汚いわけでもありません。ストレスが原因ではないようでした。

 
 

問題はエサにあった

子豚たちはある物質が入ったエサを食べています。
食べ物によって心が左右されているとしか思えないのです。
これはそのまま人間に通じる話でしょう。
 
さらにいえば、わたしたちは、
そんな豚肉を食べているわけです。
 
農薬漬け・肥料付の作物や、
イジメを行う豚を作らない方法を考えることが、
これからの日本にとって大事なことです。
 
そのために、農家や畜産家には作る責任とモラルを持ってもらいたいですし、
食べる人には、食の大切さについて本気で知ってもらいたいと思います。

 
著書:木村秋則「すべては宇宙の采配」より
 

 

これを知った時、豚の世界までもがまるで人間の縮図のようで、ショックを受けました。
食べ物がいかに人に影響を及ぼすかが分かります。
 
 

地球の未来のためにも

農薬と肥料によって地球の土壌は汚染されていきます。
どの国でもいえることですが、なかでも日本は特に酷いと木村さんはいいます。
 
大量に農薬や肥料を浴びせたものを口にすればどうなるか。
ちょっと考えれば分かることですね。
 

生態系のバランスも崩れていきます。
生物にもともと備わっている、「生きる力」も削がれます。
 

病気に弱くなり、ちょっとの自然災害ですぐやられてしまうような、
貧弱な作物が人間の手によって作られる・・・。
人間はとうとうここまできたのかと、感慨深くさえあります。
 

何度も慣行栽培を繰り返した土地は、痩せて使い物にならないそうです。
最終的には作物も育たないような、不毛の大地になるのです。

 
 

次世代へ渡すものは「絶望」か「希望」か

地球に対して人間がこれまでしてきた過ちを知る。
ただそれだけでも、人類にとっての前進だと、わたしは思います。
 
誰を責めるでもない。
これからどうしていくか考えることが大切。
 

人が住めないような大地を後世に残すか、
それとも一歩を踏み出すか。
 

少なくともわたしは、わたしたちは、
小さくてもいい、
その一歩を踏み出したいと思いました。
 
「食」というものを、真剣に考える
それは確実に未来への第一歩となるでしょう。
 


 

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