ワイルドクラフトとは、自然栽培・自然農法・天然農法などとも言われ、
無農薬・無肥料で農作物を生産する方法です。
オーガニックに比べ、さらに安全で、地球に優しいといわれています。
この記事の「目次」
ワイルドクラフト=自然栽培・自然農法・天然農法
お百姓さんによって多少ニュアンスの違いはありますが、
「無農薬」「無化学肥料」という点で、みなさん共通しているようです。
自然農法(しぜんのうほう)とは、不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする農法。ただし、下記に掲げるように、自然農法の実践者であっても手法はさまざまであり、耕起や除草を許すかどうかに違いがある。なお、法律(JAS法等)では「自然農法」、「自然栽培」は定義されていない。 自然農法 – Wikipedia
ワイルドクラフトのポイント
1. 農薬ゼロ
2. 化学肥料ゼロ
3. 有機肥料ゼロ
4. 土を耕すかどうかは、各お百姓のポリシーによる
5. 除草するかどうかも、お百姓によって異なる
オーガニックとの違い
ワイルドクラフトが「農薬」や「化学肥料」を与えない栽培を特徴とするのに比べ、オーガニックは「有機JAS」に認定された有機肥料を用いることが認められています。
「オーガニック」の詳細はこちらをどうぞ
ワイルドクラフトのメリットとデメリット
メリット
1.農薬ゼロ・化学肥料ゼロの安心感
2.ギュッと身が詰まっていて、味が濃く、栄養価も高い
3.地球にやさしい栽培法である
4.昔ながらの伝統栽培
5.大量生産の時代が終わり、上質を求める消費者行動にマッチしている
6.作物の生きる力が強く、自然災害に強い
7.素人でも参入しやすい
デメリット
1.成功率が低く、特に慣行栽培の農家が切り替えるにはリスクが高い
2.慣行栽培に比べ収穫量が少ない
3.慣行栽培から急に自然栽培に切り替えると、収穫量が一気に減る、もしくはゼロになる可能性がある
4.手間がかかりすぎる
5.有機栽培と違い、第三者機関(登録認定機関「有機JAS」)の検査がない
6.栽培・収穫・保管・包装・輸送の実態がわからない
→ 農家さんを信じ、自己責任で購入する必要がある
ワイルドクラフトを行う日本を代表するファーマー
自然栽培(Natural Farming) [木村秋則]
自然栽培(しぜんさいばい)とは、外部から化学肥料、合成農薬、除草剤などの資材を投入せず、自然が持っている力を最大限引き出して栽培を行う農業。
自然栽培の定義
【自然がもっている力】
- 土壌微生物活性化による生態系内養分の循環促進 ⇒ 養分供給
- 非病原性微生物の病原菌抑制効果(競合的排除システム(Competitive Exclusion Principle) )
- 多様な微生物と植物の共生(内生菌群)による作物の自然免疫誘導効果
- 天敵による害虫防除機能(多様な生物の共生に伴う自然界のバランス維持機能(生物間の相互作用))
●木村秋則
(きむら あきのり、1949年11月8日 – )は、世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した日本の農家。株式会社木村興農社代表取締役。
⇒木村秋則オフィシャルホームページ
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