本田健氏の本はどれくらい読んだか分からないほど、たくさん読みました。
その中から、『強運を呼び込む51の法則』を選び、みなさんにご紹介したいと思います。先日、自分のブログ(三つ葉カウンセリング)でも紹介した一冊です。
誰もが読みたくなる本ですね。
「強運になりたい」と願いすぎると幸せを逃す
幸せと運は、似ているところがあります。それは、あまりにもそれを強く願うと、取り逃がすことです。
幸せになりたい、運がよくなりたいと思うこと自体はいいことです。しかし、あまり強く思いすぎると、かえって、「今は運が悪い」ということを無意識のうちに受け入れてしまうことにもなります。
「今は運が悪いので、よくなりたい」という思いの前半部分が潜在意識に深く入ってしまって、ますます運の悪い状況を引き寄せてしまうのです。幸せも同じです。「幸せになりたい!」と強く思っていると、今の幸せを取り逃がしてしまいます。
私には運がない、不幸だという人は、「今の幸せ」を忘れがちです。
健康である、住むところがある、家族がいる、仕事がある・・・・・。
こうしたことに対する感謝を棚上げにして、それよりも、今の収入が理想より低いこと、家族とコミュニケーションが十分でないことなど、不満な点ばかり意識がいってしまうのです。
幸せも、運も、気づくものであって、獲得するものではありません。「自分は幸せだな」と気づいて、静かに感謝できることが、さらなる幸せをつくり出します。
運と縁が、人生の質を決める
私は、ごく小さい頃から、人生の成功とは何か、幸せって何?ということにとても興味がありました。成功した税理士であり、経営者の父が、全然幸せそうでないのを見て、人生の意味をずいぶん前から考えるようになりました。
「成功すれば、お金持ちになれば幸せになれる」という幻想は、物心ついた頃には消えていました。逆に、「お金があると人は不幸になる」と思っていたほどです。私がこれまでずっと「人が幸せになる方法」を躍起になって追い求めたのは、小さい頃の原体験から来ていると思います。
人は、どれだけ資産を築いたか、社会的に成功したかでは、幸せになれないと私は考えます。
幸せには、もちろんいろいろなかたちがありますが、すばらしい人との出会いを通じて、自分のことを知り、才能を分かち合うことで、まわりの人に喜んでもらう、結果としてお金もついてくるような人生が、その一つだと考えるようになりました。つまり、よい運と縁を持つことは、幸せな人生を手に入れる鍵なのです。
大好きな人と一緒にいることです。
尊敬できる人と、一緒に仕事をすることです。
楽しい人をお客さんにすることです。
人生は、誰と会って、何を感じ、どう行動するかで変わってきます。いい運と縁を求めてください。
強運を呼び込む51の法則
本田健
運は、一瞬で変えることも、自在に操ることもできる—-。『ユダヤ人大富豪の教え』の著者が実践する「最高の人生」を実現する法。運のいい人、運のいい会社、運のいい場所……。運が悪いといわれるものと、運がいいといわれるものとの違いは、何か?本書では、著者が30年間、世界の名だたる成功者といわれる人たちと接するなかでつかんだ、「運をよくする秘訣」を伝授。(Amazon「内容紹介」より)
人との出会いが運と縁に繋がること、「幸せだな」と感謝する気持ちの大切さなど、本田さんの著書は、いつも学ぶことが多いです。