炭酸飲料は好きで、自分もよく飲んでいますが、どうやら炭酸飲料を毎日飲むと老化が進むという研究結果が出たようです。
炭酸飲料が体に及ぼす悪影響
まずは、炭酸飲料の飲みすぎが体に及ぼす悪影響から見ていきましょうか。
炭酸飲料は太りやすい
炭酸飲料にはしっかりと糖分が含まれています。しかも、炭酸の刺激で甘みを感じにくくなるのを防ぐため、甘味料として異性化糖というものがよく使われます。
この異性化糖は簡単に言うと、ブドウ糖と果糖両方からできているもので、砂糖よりも血糖値が急に上昇しやすく、中性脂肪を上げる原因となります。
脳卒中などの病気になる
20~30年に渡って炭酸飲料を毎日1本以上飲む人は、全く飲まない人に比べて、脳卒中に罹患する確率が16%高いという結果がでているようです。
「多種多様な病気の原因となる一連の身体反応を引き起こし、脳卒中はその一例である」と、他の病気のリスクも研究チームのアダム・バーンスタイン博士は示唆されているようです。
歯や骨が溶ける
無果汁で加糖されている炭酸飲料は、含まれているリンが体内のカルシウムと結合し、リン酸カルシウムという形になって体外に放出されてしまいます。
つまり、体内の「歯や骨を溶かす」ようです。
うつになる
1日に4本以上炭酸飲料を飲んでいる人は、全く飲まない人と比べて30%もうつ病を発症するリスクが高いことが明らかになっているようです。
また、飲み合わせの中にも危険が潜んでいるようで、1つの例として、小さな粉で固めたラムネなどは、炭酸で成分が溶け出して炭酸の泡が噴霧し、その影響で、お腹がはり、逆流する恐れがあるようです。
免疫細胞が老化する?
毎日炭酸飲料を飲む習慣を持つ人は、飲まない人に比べて免疫細胞が2年半も老化していることが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の Elissa Epel 博士が率いる研究チームによって判明したようです。
寿命・ストレス・心臓疾患・糖尿病・ガンなどに関連するテロメアという染色体があり、糖分を多く含む炭酸飲料をよく飲む人ほど短いテロメアを持つ傾向があることが分かり、これは喫煙者が持つテロメアの長さと同等であるとのことです。
テロメアは加齢と共に短くなるものですが、500mlのペットボトル約1本でも毎日飲めば4.6歳も老化してしまうようです。
ダイエット系炭酸飲料では?
人工甘味料入りのダイエット系炭酸飲料などや、フルーツジュースでは同様の傾向は確認されていないようです。
以上となります。
よく老けていると言われるのは、この影響だったのか・・・!?
飲み過ぎには注意ですね。
参考
毎日炭酸飲料を500ml飲むと喫煙者並みに老化が進むという研究結果
超怖い!炭酸飲料の飲みすぎが体に及ぼす「悪影響」4つ